8月15日があと少しで終わろうとしていますが、Bring me Shonan代表のメッセージを再びお届けします。
一昨日コーヒーを飲みにきた友人が、突然亡くなってしまった。 とてもおおらかな人で、体は鍛えられ、大海を漕ぎ続けられる屈強な心を持ち、なにより笑顔の人だった。 友人の母や父の顔を通夜で見かけ、僕は涙が溢れてしまった。
こういう場面に立ち会うと、死んでほしくなかったという気持ちになってしまう。 認めたくない現実が立ち現れる。そう易々と死なんて受け入れられない。 そしてこんな独りよがりな思いに、僕は僕に怒りを覚えてしまった。やりきれない夜だった。
75年前戦争が終わったかもしれない。でも戦争時は親しい人の死に対し、悲しみや怒り、憎しみを抱く人がたくさん生まれた。
戦争が終わってからも自身と向き合い続ける日々があり、認めたくない現実と戦い続けたのはないだろうか。 終わった日は終わったわけじゃ決してなかったと思う。
どんどんと時間が過ぎ、語り手がいなくなり、ストーリーに複雑さがなくなって聞きやすい物語に変わっていく。そしていつか仕方がないとの一言でまた戦争が起きる。
いろんな思いに葛藤を抱きながらも、願わくば僕が過去から学び、今を感じ、考えられるよう、今年も平和を祈っています。