広島原爆投下から75年が経ちました

蓮の花

日本の広島に原爆が落とされて75年が経ちました。広島から離れた地、鎌倉に住みながらも、毎年8月を迎えると戦争について思いを馳せます。

その日から人が1人生きるくらいの時間が経ちましたが、この先もずっと核兵器の悲惨さや戦争の凄惨さは語り継いでいきたいという思いが、歳を重ねるごとに強くなっています。

つい最近起きたレバノンの大爆発を見たときに、あれより巨大な爆発が実際に2回も日本で起きたのかと思うと、恐ろしい限りです。そして正義はどこまでも人を追い詰めてしまうのかなという気持ちにもなりました。

 

正義にはいろんな形があり、そしてそれぞれの正義があります。いまのコロナ禍でも、様々な正義を生活の端々で散見します。

でも戦争を思い出すたびに、善意の名の下における正義が最終的に人を殺している事実を過去から学ばないといけないなと思うのです。

 

ときに自分が正しいと思うことをすることは、とても快感かもしれません。正義を名目に人を傷つけても咎めらず、良心の呵責も感じないで済むかもしれません。

自分はそんなことをしないと思いながらも、自分の胸によく手を当てれば、どこかしらで考えを押し付け、自分の正しさを貫こうとしていませんか?

 

正義では人を救えない。人を救うのは対話と、相手がどんな人間であれ相手を受容する意志です。

理解できないことや不快に感じることもあるでしょう。ただそれは自分にとってであって、それの解消を相手に求めることは暴力的なことではないでしょうか。

たくさんの情報や人の意見が溢れていますが、広島の原爆や長崎、そして終戦と続いていきます。ぜひその間は、一緒に平和について考えていきましょう。

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